裏?札幌

【 空洞化する大通り 】

昔は、長崎屋。何時だったか?店を改装して安売りのBIGOFFになってからは、
客足は好調だったあの百貨店。本体の長崎屋が潰れると同時に、最も売上を上げていた
この店も遂に閉店する日が来ました。
そして、中のテナントで孤軍奮闘していた店も移転という形で、今は店内に入る事が出来ません。
次に何が入るのか?これが大きな焦点だと思います。場所は非常に良いので・・・。
昔から、衣服等で結構お世話になっていたので、この店の閉店は本当に残念な出来事でした。
最後に行った時に見かけたDCの世界不思議発見 980円買っておくべきだったかな?(爆)

狸小路にあるYESも会社更生法を適用しました。まだ、営業しているようですが、
この先、どうなるか分かりません。でも、当初の予定通りドンキホーテは入店するようです。
近い将来、完全にドンキホーテになるのでは?と思っているのは、私だけではないと思います。
パソコンの周辺アクセサリの種類調査やパソコン系の本を買うのに結構重宝していたので、
無くなるのは残念ですが、商品が高めなので、何時かは無くなると思っていた人は、
結構居ると思います。飛び抜けてサービスが良かった訳でも無かったし・・・。

札幌駅周辺はJRタワーが出来たり大丸が駅前に進出するなど今後も発展しそうな勢いがあります。
しかし、大通りは、新しい店が進出してくる訳ではなく、老舗の店が少しずつ消えている気がします。
私自身考えてみると、昔と比べ、札幌駅周辺をうろつく数と大通り周辺が完全に逆転します。
帰省する度思っていたのですが、正直、大通りは街の古さを感じます。
良く言えば、大人の町ですが、活気が無い気がするのは、私だけでしょうか?

この事に市としても危機感はあるようです。
100円バスが運行し、札幌駅〜すすきのまで移動出来るようになっているのですが、
どこから、どの程度の間隔で移動しているのか?イマイチ理解されていません。
冬の事を考えると、札幌地下街で、すすきのと大通りを結んだのと同様に、
大通りとさっぽろを地下街で結べば良いのですが、膨大な税金が掛かるので
二の足を踏んでいるのだと思います。(これは昔から言われている事ですが・・・。)
ただ、大通りで商売する人は本当に危機感を持っていると思います。
どうやって、人の流れを戻すか?かなり難しい問題だとは思いますが・・・。

●おまけ 〜 ある廃墟 〜

実家の側に、入り口が板で塞がれた廃墟と化した住居があります。
自分が子供であれば、探検に入りたい雰囲気を醸し出した見事な廃墟です。
廃墟の名は、「山一証券社宅」。
大分前に、倒産したあの大手証券の社宅です。
この社宅は小学、中学の頃、同じ学校になる区域でした。
社宅に住む人達の中には中の良い人も結構いました。
考えてみれば、彼ら、彼女らの両親は今どんな生活をしているのだろうか?
そして、彼ら、彼女らは今?そう考えると胸がせつなくなります。
自分に直接関係なければ、人事として見てしまう大規模倒産のニュース。
雪印のように、一部の役員の対応もまずさが取り上げられ、従業員の生活の痛みを
忘れさせるような報道の仕方はいかがなものか?
ちょっと考えさせられてしまいました。


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