裏?札幌

【 三河屋 】

初めにお断りしておきます。
はっきり言ってほとんどの人が解らない話題です。(自己満足用)
(今、付き合いのある友人でさえ解る人はいないはず・・・)

最近、高熱で寝込んだ時に、アイスクリームが食べたいと思い、美味しいアイスクリームを
食べたいと思い、頭に真っ先に浮かんだのが、今はもう食べることの出来ない
三河屋のソフトクリームです。
(結局、食べたのは、雪印のソフトクリーム)
思い出で美化されている面は、否定しませんがこれを超えたアイスクリームは、
今でも食べたことがありません。
そんな誰も知らない?三河屋に関する話題です。

小学生の頃、三河屋を経営している父親を持つ友人がいました。
よくその友人の家に遊ぶに行きました。そして、その父親やおばあさんに
可愛がってもらいました。
たまに食べさせてもらったアイスクリームの中で、特に自家製ソフトクリームが
美味しかった。当時確か、1本150円で販売されていました。
クリームの部分にモナカのような皮が付いているのが特徴です。
(その皮も含めて本当に美味しかった。)
たまに本店まで連れて行ってもらい、アイスクリームを食べまくり、お腹を
壊した(爆)という苦い思い出もありますが・・・。

中学生の頃、ある日、その友人の父親の訃報を家の母親経由で聞きました。
まだ、その父親は若かったので、正直信じられない思いがしました。
だから、葬式に参列しませんでした。
今考えると、葬式に参列して事実を受け止めるべきだったと思います。
人生の中の後悔が残る出来事の1つです。
そして、三河屋のアイスクリームは、歴史上から消えました・・・。
何故なら、このアイスクリームを作ることが出来たのは、その友人の父親だけだったので・・・。

そして、時が流れて数年後、幼き頃にその友人の車に乗って遊びにいった本店?兼自宅の
近くに行く機会があり(といっても自転車で、片道1.5時間掛かるが・・・)
見に行ったことがあります。
しかし、シャッターは閉まり、人の住んでいる気配は既にありませんでした。
人が住まなくなって数年経過した雰囲気でした。
正直、せつない思いが心を巡りました。
今でもその時の光景を頭に浮かべることができる位印象深い出来事でした。

更に時が流れて数年後、休職して札幌に戻ってきたある日、その友人が
昔、住んでいた自宅の前を通り掛かると、既に空き地になってました。
結局、その友人とは、小学校のクラス会を最後に音信不通ですが・・・。
私にとって、幻のアイスとして、歴史に刻む価値があると思い、この事を書いてみました。


Return