休職日記

【 新しい道 】

会社を退社すると決めたら、張り詰めていた気持ちはあっさり切れてしまった。(爆)
まず、今までの不満と会社の態度の真意を見定めるため、脅しを含めた文書を
部長に含めて提出し、話合いの場を設けさせた。
辞める事を決意した人間は、その後の会社での人間関係を気にしなくて良いからである。
話合い(かなりやりあったが)の後、最後に自分の気持ちを数日間考えた。
「本当にこれで良いのか?」 結論は変わる事はなかった。
翌週の月曜日には、会社を辞める事を部長に伝え、辞める段取りの話合いに入った。
この不景気の時代で、ちょうど仕事が暇な時期だから話合いはすんなりいった。
本来なら、20日締めなので、21日位に辞めるのが理想だったが、
挨拶すべき人は、各地に出張で散っており、21日を待つ意味がなかったので、
あえて少し早めに設定した。2001年09月14日(金)である。
辞める手続きは、あっけないもので、退職願を1枚と、退職金、残りの給与の
振込み先等を書く書類2、3枚書いて終わりである。
最後の仕事の後始末は限られた時間内で何とか終わらせる。
(これは久々に新人の頃のように働いた気がする。)
その後、仕事もなく(貰っても意味がない)グータラ会社でネットで遊びながら過ごす。
そして、あっけなく退社の日を迎える。
直接、挨拶すべき人は、出張中で会社に誰もいない。
ころころ人事異動するものだから、半数以上顔を見たこともない人がいる。
その辺の人達に挨拶しても意味がない。
従って、お世話になった人には、メールで退社の挨拶を送りお終い。
何も感慨もないまま退社する。盛大も見送られるよりは気は楽であるが・・・。

次に進むべき道は特に決めていない。
会社に散々傷つけられた心と体を年内は癒し、その後ゆっくり進路を決める。
それだけしか決めていなかった。
折角の機会だから、じっくり結論を出したい。
次は、年齢的に厳しいことが分かっているので・・・。(今でも十分キツイが・・・)
次に進む道は、どう考えていばらの道だと分かっている。
(会社を辞める直前にアメリカで同時テロが発生するし(爆))
新しく進むべき道は、長く苦しいと分かっている。
しかし、元居た会社に居残るよりは遥かに楽であると信じている・・・。
(そうでないと、何のために会社を辞めたのだか・・・。)
本命の前に軽い余興で受けて入ってしまった会社ではなく、少しは自分の意思で
選んだ会社の方が、同じ辛さがあっても頑張ることが出来るのだから・・・。


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