休職日記

【 避暑 】

暑い日が続く。総合病院と会社の産業医の方に通院する日々が続く。
8月のある日、懸念事項であった睡眠不安について、会社の産業医に大分眠れるように
なってきたことを告げる。
後は、自分の心の整理も兼ねて避暑の旅に出ると告げ、強引に(爆)了承させた。
診療が終わった瞬間、心は湿気に満ちた地に既に無かった。
明日には、こっちより遥かに過ごし易い北海道へ旅立つ。
既に旅立ちの準備は出来ている。(おぃ
今回は、会社に行っている訳ではないので、盆のピーク時に帰る必要性はない。
だから、初めてAIRDOを利用することにした。
今回は少しでも安い料金で帰りたい。
7月から1日6本に増便された。利用したい時間帯に搭乗出来るようになったのも理由だ。
盆のピークに大手3社の飛行機で帰ると往復の交通費だけで6万円も飛ぶ。
馬車馬の如く働かされている時ならその状態からの解放代と考えればそれほど高くはないが・・・。

翌日、通勤ラッシュを避け、暑い日中、心の中で文句を言いながら空港へ向かう。
途中、荷物の重さと暑さに半分熱中症になっていた。(ひ弱)
航空券を受取るため、AIRDOの窓口を探すが見つからない・・・。
いつも、おみあげを買う時間をゆとりを持って取っているので、時間的な焦りはなかったが、
案内板等を見ても良く解からなかったので、AIRDOの搭乗手続窓口に聞く。
結局、搭乗手続きを行なう時にお金を払って切符を受取る方式だと判明する。
大手3社の感覚で、別の窓口でお金を払って受取るものだと思っていた・・・。
その後、エスカレータに乗って地下の搭乗口(90番代)に向かい、そこからバスに乗り
ようやく飛行機の中へ入る。新鋭の航空会社だけあって良い発送路が割当てられないらしい。
飛行機に乗るまでに疲れてしまった・・・。
料金が少し安いので我慢は出来たが・・・。
※これは2000年8月時の話なので、今はかなり改善されています。

約1ヶ月半振りに札幌へ降り立つ。
湿気がない分、かなり涼しく感じる。むしろ寒い位だ!!
今回の目的は、札幌に居た時にお世話になった人に会うことがメインである。
本来なら仕事に復帰して会いたかった所だが、今の体調では復職出来ないのは自覚している。
解決しつつある睡眠障害?の克服を涼しい札幌の地で完全にしなければ復職出来ないのだから・・・。
何時もなら思い切り嵌めを外して徹夜をしてでも遊ぶが、今回は、それだけは出来なかった。
それ以外は、今までと同じ過ごし方をする。逆にいえば、今の状況で昔と同じことが出来た。
ついでに言うと、寮であれだけ苦しんでいた睡眠障害に苦しめられることはなかった。
やはり、暑さによるものだったということを確信した。
ちょっとだけ復職に向けて自信が付いたのでこれだけでも今回の帰省は有意義だったと思った。
そして、今までと同じように強引に人の家に押しかけ(おぃ、他愛もない愚痴をこぼしながら、
去年、一昨年と同じような日々を過ごす。
あっという間だった。(文章も)1週間もしない内に帰省する。余り長くいるとだらけるためだ。
ちなみに帰りもAIRDOだ。千歳空港でAIRDOのカウンタを探すのは結構苦労したが・・・。

こうして、短い避暑を兼ねた帰省が終了した。
それは、長かった休職生活の終焉がもう目の前に迫っていることを意味する。
いろいろな思いが頭の中を駆け巡る中、休職経験はフィナーレへと向かっていった。


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