昔PC雑誌

【 メビウス 】

●はじめに

ベーマガ1983年9月号提載作品。
スクロールゲームでは、最も完成度の高いゲームだと思います。
単に下から競り上がって来る障害物と敵を避けるだけのゲームですが、
画面下で避ける方が高得点が入るルールによって、危険を冒して
得点を稼ぐことに快感を覚えるゲームに仕上がっていると思います。
プログラムの行数もわずか22行と短いので、もし手元に提載されていたベーマガがあれば、
今からエミュで打ち込んで遊んで見るのも一考かと思います。
なお、エミュ上で楽しむ場合、M88の最新バージョンでは、ゲームオーバーの瞬間に
暴走したように見えるので、X88000等他のエミュレータで遊ぶことを推奨します。
(M88では、ゲームオーバー時に画面黒くなるが、[S]で再スタート可能)

●スクロールゲームって?

BASICで画面最下部に文字キャラクターを表示することで
擬似スクロールを実現したゲームとここでは定義します。
(マシン語を使った逆スクロールなどあるがここでは割愛)
初期のベーマガで一時代を築きあげていた分野のゲームです。
(地底探検やカーレースなど)

●内容

自機(ハート)を操り、敵(○)及び障害物(富士山?及び石?)を避けていきます。
一度でも敵か障害物に当たるとゲームオーバーになります。
画面下でよけるほど点数が高いので高得点を狙うにはなるべく下で障害物を避けます。
< ゲーム画面 >
ゲーム画面

●攻略法?役に立つのか(笑)

避ける高さだが、短時間で点数を稼ぐのあれば、極力画面下で避ける。
下から5〜6段目位ならなんとか避けられると思う。
最下段は運のみの避けになるのでお勧めしません。
あと、画面左端は、障害物が来る確率が低いみたいなので、画面左端で障害物を避ける。
その時、必ず左方向(”3”)にキーを入れること。
それでも、避けられないと思った場合、思い切って障害物に突っ込むと
すり抜ける場合があるので、前進して回避する。

普通に障害物を避けることを重視するのであれば、
逆に中央で下の状況を見て避ける方が避け易いと思う。
そこで粘って点を稼ぐスタイルになる。
これでも点数は出すことが出来るが、時間は掛かる。

ちなみに私は、現役当時、6桁の点数を出すことが出来たが、
今エミュでやると最高4〜5万点程度しかでない。
やっぱり年を取ると反射神経は鈍るらしい・・・。

●余談:メビウスについて書いた理由

私が所有していた前のパソコンが、シャープのメビウス(PJ−1)でした。
そのパソコン名からこのゲームを思い出したという情けない理由です。C= C= \(;・_・)/
ちなみにこのメビウスは、シャーペンでリセットした瞬間マザーボードから火花が出てきた後、
焦げた匂いと共にお亡くなりになりました。(享年1年9ヶ月)
初代ノートPC98Nb7も出張先の旅館で、画面の液晶が割られお亡くなりに・・・。(享年2年)
3台目Let'sNoteも過度の使用に耐えられず、バッテリ故障・・・。(現在2年位)


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