昔PC雑誌

【 日高徹論 】

●思入れ

実のところ、88実機の時代の氏への認識は、「アセンブラの神様」という認識(これは友人による
影響大)はありましたが、マシン語というものに挫折していたので、特に連載記事を読んだり、
著書を買ったりする事は、ありませんでした。
(その頃は、プログラミングよりゲームする事がメインだった。)
「ガンダーラ」(By ENIX)のプログラマーで、「ジーザス」(By ENIX)の開発要員の1人だったと
いう程度の浅い認識でした。
という訳?で、過去の事を書くだけの十分の知識はないので(汗)、今の自分から見てどうなのか?
という観点から記載してみたいと思います。(内容は浅いです・・・。)
(元々、友人からの強い要望で書く事を決めたもので・・・。(それも1年以上前に(爆))

P.S 強く日高徹氏を語りたい方がいらっしゃいましたら、メールにて、語りを私宛てに送信して
見て下さい。原文のまま、このコーナーに載せたいと思います・・・。
P.S2 「燃える闘魂 マシン語伝説I〜IV」募集中。
著書

●私が語る日高徹

まずは、私が今所有して氏の著書を読んだ簡単な感想です。
「マシン語ゲームプログラミング」は、その当時読んでいれば、もしかすると、マシン語での
ゲームを作るきっかけになってたかも知れないと思える内容だと思いました。
ゲームに特化した部分があるので、この本からマシン語の勉強を始めていたら、
もしかすると、人生違う道を歩んでいたかも知れません。

「マシン語サウンドプログラミング」は、サウンドの部分は正直良く判りません。
特にサウンドドライバに興味がある訳ではないので・・・。
ただ、後発のベーマガに載っていた「ぴっける君」と性能比較はしてみたい気がします。
この本の最大の売りは、エディタ・アセンブラ「HIT-88」のソースが載っている事だと思います。
考えてみれば、当時、アセンブルエディタは持ち合わせていなかった・・・。
HIT-88

「マシン語ゲームグラフィックス」は、当時こうやってグラフィック処理をやっていたんだと
懐古する上で非常に興味深く読みました。ただ、今のWindow環境に応用が効くかと
いうとちょっと疑問がありますが・・・。

「Z80 マシン語秘伝の書」は、Z80にちなんで怪しい質問が怪しい文調で80の質問を投げているのが、
非常に笑えました。もちろん、内容は細かい所の美を追求していて、CASL程度の知識しか無い
人間でもある程度は理解出来ました。

次に氏が関わったゲームの幾つについてです。
最初は、名作「ガンダーラ」です。
今から考えるとちょっと動きが重い気(単に歩くのが遅いだけ?)がしますが、当時気長に
解いた気がします。これは、某友人がやたらと思入れがあるようです。
それでも、当時としては、大きいキャラがキビキビ動いていた気がします。
ガンダーラ

次に、ある最も氏らしい作品?「ホーンテッドケイブ」です。
ひと言。アントニオ猪木の延髄斬りがゲームに出て来ます。
ホーンテッドケイブ

最後に、エニックスから発売された「マジックガーデン」です。
多分、一番知名度が低いゲームだと思います。
内容は、昔良くあった迷路型アクションで、不条理に難易度が高いというタイプです。
とはいえ、当時の基準から見れば結構バランスが取れている気がしますし、
石に化けて敵をやり過ごすアイデアなんかなかなかのものだと思います。
マジックガーデン

●日高徹さんって?

1949年栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大商学部卒業。
商社やカー用品メーカーに十数年勤務後、フリープログラマーになりました。
トレーニングが趣味で、剣道3段の腕前だそうです。(実機当時)
2002年現在、氏が50歳以上になっている事に気がつき、改めて驚きました。
自身のHP、「新日本プログラミング情報」の初代総帥。
氏のHPは、アントニオ猪木と一緒に写っている写真が大きな特徴です。ごく稀に更新されるようです。
2002年現在、氏が50歳以上になっている事に気がつき、改めて驚きました。

また、氏の過去の著書及び過去担当のゲームは、「不夜城録」の中で自ら紹介しています。
詳しい事は、そちらを参照された方か良いかと思います。

●SR燃える闘魂シリーズ

恐らく、氏が雑誌で連載していた中で最も有名と思われる今は亡きPCマガジンが連載していた
SR燃える闘魂シリーズについてです。
実は、つい最近初めて拝見したのですが、プログラムとしての愚痴があったり、なりゆき、人まかせで
コーナーを進めるという今読んで見てもなかなか面白いコーナーです。
内容も、基本的に1回簡潔のようなので、ショートストーリーを読んでいる感覚で読むことが出来ます。
そして、このコーナーから現在の新日本プログラミングが始まったのだと思います。
現在、手元には、大体10回分位の当時の記事が手元にありますが、機会があれば、少しずつ集めて
読んでみたいと思います。
(この記事をまとめたものが、著書「燃える闘魂 マシン語伝説」?)
折角ですので、何故か?手元にあるPCマガジン87'11月号の第1回をここでは紹介したいと思います。
P.S 推定ですが、同連載の終了は、PCマガジンの最終号が91'10月号なので、その号までかと思われます。

【 SR燃える闘魂シリーズ 第1回 】
1 2 3 4


Return