Nの世界

【 tools80によるテープイメージ作成 】

●はじめに

細かい操作等に関しては、Readme.txt、sample.jobを参照して下さい。

●対象データ

BASICファイルは、M88のdiskdrv機能を用いて作成した以下のbasファイルを使用しました。
10 PRINT "TEST"
20 GOTO 10

マシン語ファイルは、M88のdiskdrv機能を用いて作成した以下のbinファイルを使用しました。
C000 A0 B0 C0 D0(4Byte)
なお、作成方法詳細は、後述を参照して下さい。

●前準備

JAVAがインストールされている必要があります。
JAVAのインストール方法は、「CMT8001(JAVA版)によるテープイメージ作成方法」に
簡単な記述がありますので、そちらを参照して下さい。

●tools80の使用方法

tools80には、多彩な機能があります。1つ1つ簡潔に説明します。

○Bas2Cmt
バイナリSAVEしたBASICプログラム(.bas)をcmt形式に変換します。
ロードファイルは、(j80)固定です。
M88のdiskdrv機能を使用して作成したイメージの場合、加工なしで使用出来ます。

<実行方法>
java -jar tools80.jar BASファイル [-all]
-all:リンクチェック(BASICとマシン語を一緒にセーブしたもの等)用。省略可。

<例>
成功例

変換したデータは、以下のような感じです。
変換データ例

○Bin2Cmt
バイナリSAVEしたマシン語プログラム(.bin)をcmt形式に変換します。
M88のdiskdrv機能を使用して作成したイメージの場合、加工なしで使用出来ます。

<実行方法>
java -jar tools80.jar BINファイル

<例>
成功例

変換したデータは、以下のような感じです。
変換データ例

○Cmt2Mem
モニタからセーブしたマシン語テープファイル(.cmt)をメモリイメージに変換します。
当然ですが、BASICファイルを変換しようとエラーが出ます。
ベタイメージなので、ROMの吸出し等に利用出来ます。
<実行方法>
java -jar tools80.jar CMTファイル(マシン語をsaveしたもの)

<例>
成功例

変換したデータは、以下のような感じです。
変換データ例

○Job2Cmt
.jobファイルに変換処理を書くことにより、まとめて色々な処理が出来ます。
既に説明したBas2Cmt、Bin2Cmtの他に以下の事が出来ます。
1.BASICファイルからCMTファイルへ変換時に、BASICファイル名を変更出来ます。
2.BASICファイルからCMTファイルへ変換時に、特定行をコメント(REM文)に出来ます。
3.ファンクション型IPL(MON+Lで自動実行)のCMTファイルに変換出来ます。
4.CMTファイル同士の結合が出来ます。
なお、JOBファイル内の細かいオプションについては、sample.jobファイルを参照に
して下さい。(2度書きするには、オプションが多すぎるので(爆))

<実行方法>
java -jar tools80.jar JOBファイル

<例>
成功例

変換したデータは、以下のような感じです。

1.2.の場合
変換データ例

GOTO 10がREM文に変わっています。(余計な文字が全て●に置き換わります)
変換データ例

3.の場合
変換データ例

MON+Lコマンドでロードするだけで、後は自動的にロードして実行してくれます。
変換データ例

4.の場合
変換データ例

最後に、サンプルjobファイルを載せておきます。
サンプル

○getFileList
指定ディレクトリィのファイル一覧を表示します。
リダイレクション(>)で別ファイルに保存するのが、一般的な使い方かと思います。
<実行方法>
java -jar tools80.jar ディレクトリ名

<例>
成功例

○Chr2Fon
j80用(主に)のフォント(pc-8001.fon)を生成します。
<実行方法>
java -jar tools80.jar フォントファイル

<例>
成功例

●実機で読めるがcmt8001で変換に失敗する場合は?

該当するケースに当てはまる経験がないので、実際に試していませんが、以下の手順で、
変換出来るようです。変換に詰まった時は、1度試して見ても良いかも知れません。
以下、readme.txtからの転載です・・・。(汗)

実機で読んで、マシン語としてセーブ->BASICイメージに復元
1.実機に読ませる
2.モニタからセーブ(W 8021,FFFF)...末尾は適当に調整可
3.cmt8001で変換(cmt8001 foo.wav -> foo.cmt)
4.tools80で変換(tools80 foo.cmt -> foo.cmt.mem)
5.ファイル名(拡張子)変更(foo.cmt.mem -> foo.bas)
6.tools80で変換(tools80 foo.bas -all -> foo.bas.cmt)


【 CMT<->T88変換方法 】へ続く



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