Nの世界

【 CMT8001(VB版)によるテープイメージ作成方法 】

●はじめに

細かい操作等に関しては、Readme.txtを参照して下さい。

●対象テープ

600baudのみ対応の為、1200baudで保存したN88系のテープは、対象外です。

●Wav音録音設定

以下の条件で録音して下さい。
サンプリングレート 44100Hz
タイプ モノラル
データフォーマット 8ビット

●前準備

1.「VBRJP200.dll」が必須なので、Vectorからダウンロードします。
(今更VB2をインストールする人はいないでしょう・・・。)
ダウンロードしてきたDLLをSYSTEMフォルダにコピーします。

2.録音したWavファイルは、必ず「CMT−8001」をインストールした直下の
『wav』フォルダにコピーします。

●CMT-8001による変換手順

1.「ファイル」にて、変換対象Wavファイルを選択します。

2.「録音」にて、変換方式を選択します。
BEST 通常はこれを選択します。
GOOD 音量を小さくして、Wavファイルを作成した時に選択します。

3.2.で選択した方式で失敗するようであれば、「波形を反転する」をチェックします。

4.「START」ボタンをクリックして、テープイメージ作成を開始します。
ちなみに変換速度はかなり遅いです。その分変換精度は高いですが・・・。

5.以上で作業完了です。完成したファイルの中身はこんな感じです。
完成ファイル例

< 成功例(最後のエラーは気にしないで下さい(^^;) >
◎BASIC編
成功(BASIC編)

◎マシン語編
成功(マシン語編)

※BASICのプログラムは、問題なく変換されているのは目視確認済・・・。
 恐らくテープの最後の部分を無音化していないのが、原因だと思います。

< 失敗例(汗) >
失敗例(汗)

変換に失敗したcmtファイルです。
変換に成功した分だけ保存されます。
失敗例(cmt)

●エラーコード

○CODE:1000
波の判別エラーによる矛盾の発生。
・録音時の音量を変更する。録音元テープの再生方向を変えるなど設定を
変えることで上手く行く場合があります。
・「波形を反転する」ことで、上手く行く場合があります。

○CODE:990
録音レベルが低い部分有。
・録音時の音量を変更する。録音元テープの再生方向を変えるなど設定を
変えることで上手く行く場合があります。
・だめな場合は、波形を目読みして修正します。(爆)
(大概読めない状態になっていますが・・・。)

ちなみに、波形を適当に編集するとReadme.txtに載っていないエラーコードが
発生することがあります。

●経験談

CMT-8001を使用していた時に経験した問題点等です。
変換に失敗する場合、もしかするとこの情報が役に立つかも知れません・・・。
1.録音音量に依存されます。
音量が高すぎてもだめですし、音量が低すぎても失敗するため、
変換に成功する録音音量を見つけたら必ずメモっておきましょう。

2.BASICよりマシン語の方が変換に失敗します。特にマシン語の最初のヘッダ部で
Errorコード:990もしくは1000が頻発するので、該当部分をWav編集ツールで
削除することで上手く行く場合があります。
(これで数本救うことに成功しています。)

3.「録音」のGOODで成功した試しは、今の所ありません・・・。特殊な場合?
以外BESTで変換し、失敗した場合、波形の変形を行います。

4.グライコで余分な周波数成分をカットすれば読込み精度が上がるらしいのですが、
グライコを使えるフリーのWav編集ツールは今のところ見つかってません・・・。
(世の中にはあるかも知れませんが・・・。)


【 CMT8001(JAVA版)によるテープイメージ作成方法 】へ続く



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